精神医学は「落ち込み」や妄想などの症状だけをみるのではありません.むしろ,これらの症状は,問題の本質(原因)ではなく,「結果」なのです.つまり,症状を確認しても,それが直接には「治す」「回復する」ことにはつながらず,症状という「結果」を材料にして,問題の本質を見極める(=みていく)ことが大切なのです.では,私たちは何をみていくかについて,検討しましょう.
新宿区の在住高齢者への介護サービスにあたり,ケアマネジャーとして支援をされてい…
精神科で用いる薬剤について,いくつかの特徴などを説明します.